咽頭結膜熱（プール熱）
咽頭結膜熱とは
アデノウイルスが原因で、夏に流行することが多いですが、1年中かかる可能性があります。
どんな症状があるの？
特徴的な症状は、咽頭結膜熱という名のとおり、喉の痛み、結膜炎、そして発熱です。熱は約5日続きますが、1週間続くこともあります。他に、下痢や食欲不振や咳が出ることもあります。
治療法
アデノウイルスに対する抗ウイルス薬はありませんが、基本的に自然治癒する病気です。高い熱で辛い時は、解熱剤をうまく使用して体を休ませます。
お休みする期間
主な症状（熱や目の赤み）が消失してから、2日間は登園登校できません。
注意
目の赤みが強い場合は、目の表面に傷が残ってしまうことがあります。
その時は、必ず眼科の医師の診察を受けてください。
ホームケア
| 発熱 | 高い熱が続くことが多いので、熱が高くて機嫌が悪い・眠れない・食欲がない場合は、解熱剤を上手に使ってみましょう。 |
|---|---|
| 食事 | のどが痛いので、お粥やうどん、スープ、ゼリーなど、のどに優しいものを選びましょう |
| 水分 | 食事がとれない場合は、お水やお茶といった水分だけにせず、糖分や塩分も必要です。 こども用のイオン飲料やミルクを中心に、水分を十分にあげます。 イオン飲料が好きでない場合は、スープ類と甘い飲み物などを組み合わせてみてください。 |
| 入浴 | 高い熱が続く間は入浴は避け、体をふいて清潔を保ちましょう。 タオルは別々のものを使いましょう |
| その他 | 一般的な手指消毒だけでは不十分なことがあります。よく手を洗いましょう。 また、子どもが触れた場所はこまめに清掃し、消毒をして清潔に保ちましょう |
